水回りの豆知識
トイレに関する豆知識
最新型のトイレについて
9. 最新の節水型トイレはどのくらいお得?
毎日の水の使用量
トイレでは、毎日どのぐらいの水が使われているのか、ご存知でしょうか?みなさん、意外と知らないと思います。
最近では、節水型の最新トイレが流通しはじめています。実は、家庭の中でもっとも水を使う場所に、お風呂とトイレがあります。超節水トイレなら、普段通り使うだけで従来の便器に比べて圧倒的に節水、節約ができるのです。
TOTOでは、公式サイトにおいて、3.8Lタイプなら年間約15,000円、4.8Lタイプなら年間約14,200円節約とうたっています。
実際、普通の家庭で使われている従来型のトイレでは、一回水を流すごとにおよそ13~20リットルもの水を使用しています。
この数値を元にすれば、4人家族のお宅で、一人当たり「大」1回、「小」3回を使用すると考えた場合、1年間で約5万リットルもの節水になるのです。
TOTOの調べによれば、
C420(1971~1993年)で約7.2リットルの節水、
C720(1976~2001年)で約8.2リットルの節水、
C710(1976~2001年)で約8.2リットルの節水、
C423(1971~1993年)で11.2リットルの節水、
ロマンシアC830(1993~1998年)で約8.2リットルの節水効果があるとのこと。
また、INAXでも
C-44ST(1989~2002年)で7.2L節水、
C-18S(1982~2002年)で4.2L節水、
カスカディーナ(1984~1996年)で3.2L節水、
シャワートイレM1(1987~1994年)3.2L節水、
C-54SC(1994~1998年)で7.2L節水 という結果になっています。
ぜひとも、ご自身の家のトイレの型番を調べてみて、どのぐらい節水効果があるのかを計ってみてください。
ただ、たった4リットル弱の水でちゃんと洗浄できるの?とお考えのかたも多いでしょう。本当に流れるその理由は、その洗浄方式にあります。TOTOの最新型の超節水トイレには2種類の洗浄方式があります。
それが「ハイブリッドエコロジーシステム」と「ツイントルネード洗浄」です。
「ハイブリッドエコロジーシステム」は、水道から直接流れる水と、内蔵タンクで加圧されて流れる水の二つを組み合わせ、少ない水でパワフルな洗浄力を実現しています。
一方「ツイントルネード洗浄」は、もともとフチがない形をした便器を使用しており、水たまり面の下の方にも吐水口が付いており、二つの水流で渦を巻くような洗浄を行うことで、きれいに洗い流すことができるようになっています。
また、タンクの内部の金具にも新しい方式を採用しており、タンクの設定量が厳密に決められています。
当然ながら超節水型トイレは、お財布にも地球にも優しいです。使用頻度が多く、多くの水を使っているトイレの水への節水意識は現在、非常に高まっています。