水回りの豆知識

41. 腰を傷めないで簡単にキレイ!トイレ交換で面倒なトイレ掃除とサヨナラ

知らないと危険!?トイレに潜む腰痛の原因

日常的に使うトイレですが、「不潔、面倒」などの理由でつい掃除を後回しにしがちではないでしょうか。
ご存知でしょうか?トイレで何げなくやってしまう姿勢や動作が腰に大きな負担をかけているのです。

腰に負担のかかる動作として、便座に座る時や立ち上がる時が挙げられます。 どちらも屈伸運動をともない、想像以上に腰に負担がかかっています。特に立ち上がる時は座っている状態からであるため、より負荷がかかり易くなっています。
立ち上がる時は、壁や手すりを使ってゆっくり立ち上がるようにしましょう。 ついやってしまいがちですが、排泄中に「いきむ」行為も血圧の上昇を招くため、極力避けるように努めましょう。

ラクラクお掃除でこんなにキレイ!簡単お掃除術と便利グッズ

掃除は、腰痛持ちの方にとって大きな負担となります。屈伸運動は腰にストレスがかかるため、腰を傷めないよう注意が必要になります。
ご家族がいれば代わりに掃除をお願いすることもできるでしょうが、実際はそう簡単にはいきません。 トイレ掃除と言えば面倒なものですが、従来の面倒な掃除をグンと楽にしてくれるグッズが多くあります。

床や壁を掃除する時は、柄の長いモップやハタキなどを使い、腰を痛めないで作業できるような道具を選ぶのが肝心です。
雑巾の手洗いを避けるため、水回りの拭き掃除は流せるタイプの掃除シートが良いでしょう。 また、便器の内側は便器でこする手間を軽減するため、トイレ用洗剤など撒いて時間を置きましょう。 それで落ちない汚れは、トイレットペーパーを汚れの箇所に貼り付けそこに前述した洗剤を振りかけます。そのままさらに時間を置きましょう。 その後仕上げとしてブラシを使い、汚れを落としていきます。 体への負担が大きいようであれば、日をかけて何度かに分け、少しずつキレイにしていく形でも良いでしょう。

リフォームで目指す、トイレのバリアフリー

リフォームにより身体へ負担をかける障害を取り除く方法もあります。
上述した通り、気温の変化が体に与えるストレスは想像以上に大きいものです。可能であれば、暖房便座やトイレ用暖房器具を設置されると良いと思います。 また、トイレでの屈伸動作を補助するために、手すりを設けているお宅もあります。 加えてあると便利なのが壁に取り付けるタイプのリモコンです。これで水を流し、ウォシュレットを作動させることができます。 無理に体をよじって水を流すのも辛いことがあるので、こちらも一考の余地ありと言えるでしょう。
また、床や壁を汚れのつきにくい「フロアタイル」タイプの床材、壁は防水加工をする、タンクなどの掃除を避けるためにタンクレスタイプの便器を採用する方法もあります。 タンクレストイレは住環境によっては設置できない所もありますので、水道センターのような業者と相談した上で決めるようにしましょう。
リフォームの目標は、

  • 汚れのたまりやすい、掃除する箇所を減らす
  • 汚れが固着せず、掃除がしやすい
  • 使用者の体に大きな負担がかからない

などが目標となります。

トイレのリフォームとなれば大きな費用がかかるため、全て交換というのは難しいと思います。
上述した掃除方法や身体ストレスへの対処法を組み合わせながら徐々に環境等々を変えていかれては
いかがでしょうか。