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トイレの雑学
49. 夫婦喧嘩の理由は「トイレ」?妻が「座れ」という理由
若い男性の間では、大小かかわらず座って用を足す習慣が広まっているそうです。
座って小用を足すことを特に「座りション」といい、この「座りション」が体に与える負担を軽減するという報告があります。他にも尿飛沫による汚れを防ぐことができるなど、いくつかのメリットも確認されています。
また、夫婦など男女共用で使用する際は、男性に「座るべき!」と唱える女性も多いと聞きます。 女性が使用する際に便座があがっていると、下ろす手間や便座裏の不衛生な部分が露出しているなどの問題が指摘されており、さらに立って小用を足すことで尿の飛沫が気になるという声も挙がっています。
座って用を足すとこんなメリットが!
「男子たるもの小は立ってするべき!」とお考えの方も多いでしょうが、実は座って用を足すことにはいくらかのメリットがあります。
尿のハネによる汚れを防止
立って小用を足している時は中々自覚しづらいですが、肉眼では見えないほど細かい尿の飛沫が散っています。一回一回はたいしたことなくてもこれが繰り返されるとかなりの量の飛沫が撒かれては乾き、撒かれては乾きを繰り返すため、結果大量の菌が発生し、アンモニア臭などの悪臭の原因となってしまうのです。
飛沫だけならまだしも、敷いてあるマットにかなりの量がこぼれたり、便座を上げずに小用を足し濡らしてしまうなど、結構な被害が出ているようです。注意していてもうっかりやってしまうこともありますから、そうした手間を考えれば座って用を足してしまうほうが心置きなく用を足せるのではないでしょうか。
掃除をする側から言えば、座るべきであると言うのが本音のようです。
血圧の上昇を防いで体の負担を軽減
立った状態で小用を足す場合、尿を遠くへ飛ばすためにかなり血圧があがるそうです。それに比べて座ってする場合は尿を飛ばそうといきまないため、立った状態ほど血圧上昇はありません。 特に血圧の異常のない方であれば問題ありませんが、高血圧と診断されている方は座って用を足すだけでも、体への負担を軽減できますのでお勧めの方法です。
この他にも、便座を上げた状態でうっかり座ってしまうような事態を防ぐ意味もあります。
最新のトイレ交換で男女差による不便を改善!
どうしても小用を座ってすることに抵抗がある場合は、思い切ってトイレ交換という手もあります。 現在は、先に挙げたような問題を改善するために小用時に便器に当たった飛沫が飛散しないように加工が施されたタイプの便器があります。
他にも人を感知してフタや便座を開閉するセンサーを備えたタイプもあり、状況に合った機能を有する便器を探してみるのも一つの手でしょう。出費がかさみますが、快適なトイレ空間が手に入るのであれば有益な投資かもしれません。
突然座って用を足すと言うのに違和感が隠せないでしょうが、期間を決めて試してみるなど工夫を加えつつ、挑戦されてみてはいかがでしょうか。
お手洗いは男女共用の空間。お互い気持ちよく過ごせる時間にしたいものです。