水回りの豆知識

2. 給湯器のオートとフルオート、エコジョーズってなに?

オート、フルオートとは?

現在、リンナイやノーリツといった給湯器メーカーが発売している給湯器のほとんどが、オート(自動)もしくは フルオート(完全自動)と呼ばれる機能がついたものとなっています。
こちらの違いを簡単に説明いたします。

オート(自動):オートモードでは、給湯器は必要に応じて自動的に稼働します。給湯器のボタンを押すと、まず空の浴槽に対し、設定温度で湯をはります。そして、設定水位にかかると自動でお湯を出すのを止め、追い炊きと保温を行います。つまり、お湯を使うとセンサーがそれを検知し、必要な時に給湯器が作動してお湯を供給します。これにより、手動で温度や時間を設定する必要がありません。普段の生活で手間を省きたい場合に便利です。


フルオート(完全自動):フルオートモードは、オートモードのように自動的に給湯を行うだけでなく、より高度な機能を持っています。例えば、設定水位より低くなると自動で足し湯をしたり、人が入ると体温で少し水温がぬるくなりますので、設定温度になるまで追い炊きをしたり、排水時に配管の清掃までも行ってくれます。時間帯や使用パターンに応じて給湯温度を調整したり、省エネモードを自動的に切り替えたりすることがあります。より細かい制御が可能で、さらに快適さや効率性を求める場合に適しています。


メーカー販売価格は、同じ号数でもフルオートの方が2~3万円ほど値段が高くなります。
また、フルオートの場合、自動でお湯を足すため、経済的な面ではオートの方に若干ですが分があります。

エコジョーズとは?

一方エコジョーズは、その名の通りガス代や排気効率を上げた「エコ」な比較的新型の給湯器です。
仕組みとしては、従来の給湯器の配管を伸長し、お湯を温めた時の排気を当てます。それによって温められた配管を、水が通る事によってお湯となります。これによって、光熱費のコストは年間で10%ほど削減する事ができます。ただ、メーカーの販売価格では、通常給湯器との価格差が号数によっては7~8万円ほど発生しています。給湯器の寿命は10年ほどですので、長い目で月々の家計の低さをとるか、初期の費用をとるかは迷うところかもしれません。

最適な給湯器を選ぶには?

オートやフルオート、エコジョーズのどれが適しているかは、個々のニーズや好みによって異なります。普段の使用状況や予算、手動操作の好みなどを考慮して、最適な選択をしましょう。

必要号数や設置可能な場所、といった最低限の条件で選んだ中から、足し湯の利便性と経済面を天秤にかけ、最適なものを選びましょう。もし不安が残る場合には、日本水道センター(0120-506-123)にご連絡ください。いつでもご相談をお受けいたします。